ラッキーカラーをあなたに


白を選んだあなたは・・・


日本の神話では、アマテラスオオミカミの色であり、象徴は天空、光となります。白いものは多く天上界から降り注ぐものであり、光、月、星、雪などは皆白です。それは、黒い地上を照らし、あるときは覆い、清浄なる世界を私たちに見せ付けてきました。中秋の名月に捧げる団子は、月に捧げるものであり、それは天上界への奉げ物であるが故に、白(白米)でなければならなかったのです。誰ですか、黒いアンコロモチを奉げているのは。
白の象徴は、清浄、神聖、純潔、永遠であり、一言でいえば天の神の色となります。今でも地方で行われている葬儀の時の白鳩の飛翔。あれは、生命の天上への回帰、埋葬場の白い煙もまた、天上界への回帰を象徴しているのです。その意味で、白は生命の天上への回帰を示す色でもあり、葬儀衣にも使用されています。つまり、赤は現世、卑俗、生命であり、白は来世、神聖、死を象徴する色ともなっているわけです。
白を選んだあなたは、神聖なるもの、清らかなるものを愛する人と言えます。現代的な解釈の中では、白に対する悪い意味は殆ど発見できません。洗練、瀟洒、西欧など、殆どが良い意味付けがされています。ただ、難を言えば無性格。つまり、紫とは逆に、非凡てはなく、凡なるものという解釈も現代では有り得ます。決して自己を押し付けることのない、優しさ。それは時として人に利用されるお人好し、という形をとる場合もあります。
でも、それでいいのではと思います。「白々しい嘘」という言葉がありますが、これは明らかなる嘘のこと。「真っ赤な嘘」は、はじめから誰でもそれと分かる嘘のこと。それは白を好む人の信条ではないはず。白とは素人(しろうと)の「シロ」。これからの色なのですから。

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